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リサイタルに向けて、共演者との合奏を行いました。

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来たる12月15日のリサイタルまでカウントダウンが始まる中、打楽器奏者の永田大将さん、指揮者の今釜亮さんを中心とした合唱団「筑紫女学園大学合唱団コーロ・ラーナ」「スプリッツァー(女声有志)」の皆様とともに、それぞれ合同練習を行いました。

特別女声合唱団(指揮:今釜亮)と表現する「青」の世界

1部は、「Blue」をテーマに様々な青を巡る旅をします。それはさわやかさ?それとも憂い?はたまた海?空?あなたにとっての「青」はなんですか?

1部の最後には、指揮者の今釜さんと合唱団をお迎えし、現代作曲家として合唱界隈でも名高い木下牧子さんの作品「Blue ≪女声合唱とパーカッションのための≫」を演奏致します。

短2度の不協和音、複雑なリズム・・・すごくやりがいのある作品を歌ってくださってるなぁと越智自身も感心してしまうなか、初合わせにしてある程度の形で通ってしまうという歌い手の皆さんの素晴らしさに感激してしまいました。何せまるで難易度の高い視唱をしてるような楽譜ですから・・・

1楽章「the door into summer」
2楽章「青い四角」
3楽章「BLUE」

不協和音が心地いい。北園克衛氏のシュールレアリスティック詩を基にした音楽は、まぼろしに浮かぶような世界観の中で無意識のうちに「BLUE」の色彩を感じられるような内容になっています。

「パーカッションのために」とあるように、マリンバのみならずヴィブラフォン・スネアドラム・マラカスなど様々な楽器の音色も登場。そちらも是非お楽しみに!


永田大将さん(打楽器奏者)と表現する打楽器音楽

2部ではマリンバのデュオやその他打楽器との共演など、多彩なバリエーションでの打楽器音楽をお楽しみいただきます。

永田さんは、岡山県の同じ大学を卒業した私の先輩です。素晴らしい演奏(なんとも安心できる安定感)で、ずっと感銘を受けてきました。巡りあわせは面白いもので今は私と同じ福岡県在住。昨年からマリンバ連弾の企画を定期的に行うようになりました。(私が演奏中何をやらかしても合わせてくださるので、とっても助かってるんです。笑)

今回は3曲共演致します。

「The Last Dance」(マリンバ+マルチパーカッション)
加藤大輝氏の作品。打楽器奏者としても活躍するご本人だからこそつくることのできたマリンバとたくさんの打楽器群による音の絡み合い。まるで音で遊んでいるかのようなこの作品は、まさに打楽器を知り尽くしているともいえます。

「樹木の息吹Ⅱ」(マリンバデュオ)
私がマリンバを始めるきっかけとなったマリンバ奏者、安倍圭子氏による作品。
厳かに聴こえる樹木の声、風に騒ぐ枝や葉…聴いているだけで自然と風景が浮かぶ素適な作品です。

「Catching Shadows」(マリンバデュオ)
テキサス在住の作曲家、打楽器奏者であるトレヴィノ氏によるマリンバデュオの作品。きっちりとした和声で綺麗に豊かに。時が永遠に刻々と進んでいくような、しかし、その中で揺れ動くリズムや変化する色。マリンバの魅力がぎゅっと詰まったこの作品を演奏会ラストとして演奏致します。

演奏会は12月15日(日)なみきホールにて!

たくさんの音色に満たされる今回のマリンバリサイタル。共演者の皆様との合奏を終えて、楽しみな気持ちがますます強くなりました。
当日は会場へぜひ足をお運びください!

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